みなさん、こんにちは!

けあじんケアマネージャー試験対策講座の木村です。

土曜日は仙台、日曜日は東京と説明会を実施してきました。

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たくさんのご参加ありがとうございました。

明日、通信講座の第1回発送となります。

さぁ、10月までがんばりましょう!

 

今週からは平成22年の医療分野解説をやっていきます。

まずは、問題26ですね。

 

リハビリテーションの実際について適切なものはどれか。3つ選べ。

1 安定した歩行を獲得するためには,理学療法士等と連携し,適切な歩行補助具を活用するとよい。

2 自助具は,日常生活の多くの場面で自立を促すが,調理の際に使用するのは避けたほうがよい。

3 車椅子座位耐性が十分な場合は,生活圏の拡大ばかりでなく,精神的な援助にもつながるため,外出の機会を持つことが望ましい。

4 歩行が不可能な者のリハビリテーションでは,環境整備を含めた生活支援が重要であり,関節可動域訓練や筋力増強訓練はなるべく実施しないほうがよい。

5 片麻痺のある者が乗車する場合には,健側から乗るとよい。

 

 

 

まずは、リハビリテーションの問題からです。

答えは1、3、5になります。

 

この問題のポイントは、間違いの選択肢は「〜避けたほうがよい」「〜実施しないほうがよい」となっています。

ケアマネの試験では、こういった文章がよく出ます。

知識があれば、解けるかもしれません。

だからといって全てを丸暗記するのは大変ですよね。

こういう問題はちょっと考えてみてください。

選択肢2では、調理の際は自助具を使わない方がいい、と書かれています。

それはどうして使わない方がいいのでしょう?

当然、使った方がいい気がしませんか。

もし、そう思ったなら、その感覚を大事にしておいてください。

実際、調理用の自助具もいろいろありますよ。

自助具の選び方・料理(福井県介護実習・普及センター)

 

では、選択肢4も同様に考えてみてください。

歩行ができないから、関節可動域の訓練や筋力増強の訓練はしないほうがいいと書いています。

これも?と思ったら、その感覚を大切に!

歩行が不可能であっても、その人にできることは、まだありますよね。

残存能力と呼ばれるものです。

その残存能力を維持し、改善を図っていくことは、高齢者の自立にとっては重要なことです。

生活支援だけするでは、自立につながりません。

そんな感覚を持っておいてください。

 

ちょっと、感覚的でわかりにくいかもしれません。

全てを理解することは難しいです。

なんとなく、という感覚をどうやって正解に結びつけていくか、そんなお話でした。