みなさん、こんにちは!
けあじんケアマネージャー試験対策講座の木村です。
今日は問題44です。
口腔ケア及び誤嚥性肺炎について適切なものはどれか。3つ選べ。
1 総義歯の高齢者であっても,定期的な口腔ケアは必要である。
2 食事摂取後すぐに臥位になった方が,胃腸の動きが活発になるので,誤嚥性肺炎の予防につながる。
3 口腔ケアは,口腔内細菌を減少させるとともに咳嗽(がいそう)反射を促すので,誤嚥性肺炎の予防に有効である。
4 脳卒中で麻痺のある高齢者では,麻痺側の頬の内側に食物が残っていることが多いので,残渣の有無を確認しながら食事の介助をする。
5 糖尿病に罹患した高齢者では,出血傾向が増すので,歯肉出血のリスクがある口腔ケアは慎む。
ここは口腔ケアの問題。
口腔ケアで必ず覚えておくのは、「口腔ケアは必ず必要」ということ。
これを覚えておけば、この問題で選択肢1は正解、選択肢5はまちがい、とわかります。
この問われ方はよくするので忘れないでください。
この問題の答えは、1、3、4となります。
選択肢2からは覚えておくことがたくさんあります。
まず、臥位(がい)。
臥位とは人が寝た状態のことを言います。
上を向いた寝姿の仰臥位(ぎょうがい)、横を向いた寝姿の側臥位(そくがい)、うつぶせになった伏臥位(ふくがい)などがあります。
言葉が難しいので、どれがどの状態か覚えておいてください。
後は、誤嚥性肺炎の予防に有効なことは何か、です。
5つ挙げておきます。
- 口腔ケア
- 飲み込むこと(嚥下)に意識を集中できる食事環境
- 食後は腹部を圧迫しないよう体を起こしておく
- 食べる前の準備体操
- 呼吸訓練(口すぼめ呼吸)
この3に挙げたように、誤嚥性肺炎の予防には腹部を圧迫しないようにしなければなりません。
つまり、寝転んではダメなんですね。
ここ覚えておいてください。