みなさん、こんにちは!

けあじんケアマネージャー試験対策講座の木村です。

 

今日は問題42になります。

認知症について適切なものはどれか。3つ選べ。

1 若年性認知症では,作業能率の低下など実行機能の障害が引き起こす諸症状が先行することが少なくない。

2 若年性認知症者が入院による精神医療を継続的に必要とする場合には,自立支援医療の対象となり,健康保険の自己負担が軽減される。

3 若年性認知症である介護保険の第2号被保険者であっても,市町村が必要があると認めた場合には,障害福祉サービスの利用が可能である。

4 養護者により虐待を受けたと思われる認知症高齢者を発見した者は,高齢者本人の意思確認ができないときは,そのまま経過を観察する。

5 認知症地域支援推進員は,市町村や地域包括支援センターに配置され,家族等からの認知症に関する総合相談に応じ,コーディネーターの役割を担う。

 

 

 

 

 

問題28に続き認知症関連の問題が出題です。

これは非常に難しい問題ですね。

 

選択肢1〜3は若年性認知症の問題が出題されています。

テキストにはほとんど書かれていませんが、最近よく出題されています。

しかし、詳しく勉強しようとすればキリがありません。

最低限、どんなものかを知っておいてくださいね。

若年性認知症とは(コトバンク)

また、過去問を押さえておくことも重要ですよ。

ここで選択肢2。

自立支援医療の対象となるのは、通院の精神医療が必要な方になります。

つまり、入院、となっているこの問題は間違い。

そして、選択肢4。

これは虐待の問題ですね。

養護者、というのは家庭内で介護している家族や親族、同居人のことを言います。

この問題では、家庭内で虐待を受けていると思われている認知症高齢者を発見したときはどうするか?と言うことが問われています。

法律的には、「市町村に通報するよう努める」(努力義務)とされています。

「経過を観察する」では間違いと言うことになります。

ちなみに、「虐待により生命又は身体に重大な危険を生じている」高齢者を発見した場合は、市町村に通報しなければならない、となります。

こちらは義務になりますので注意してください。

この問題、答えは1、3、5となります。