みなさん、こんにちは!

けあじんケアマネージャー試験対策講座の木村です。

このブログを書きながらふと思いました。

今年は通常の講義以外に過去問だけをやる講座をやろうかな〜、と。

031523

決めたら、また告知しますね!

 

さあ、今日は問題43になります。

在宅医療について,より適切なものはどれか。2つ選べ。

1 人工呼吸器を装着している場合には,外出はできないため,社会参加は考慮しなくてもよい。

2 在宅酸素療法を実施している場合には,酸素濃縮器にはバッテリーが内蔵されているので,2日間程度なら停電になっても問題はない。

3 パルスオキシメータの測定値は,貧血,末梢循環不全,あるいは濃いマニキュアを爪に塗っている場合には,正確な数値を示さないことがある。

4 在宅で持続点滴をしている場合であっても,訪問入浴介護を利用することができる。

5 胃ろうからの経管栄養を受けている者が下痢になった場合には,消化吸収を速やかに行う必要があるため,注入速度を速くする。

 

 

平成24年は在宅医療についての問題が2問出題されています。

このあたりにも、在宅での介護を強化していこう、という意図が感じられますね。

 

まず、答えは3と4になります。

 

選択肢1のような問題はいろいろなところで見かけます。

人工呼吸器を装着している場合でも、外部のバッテリーなどを準備し外出は可能です。

こういった方が外に出て外部と交流することは重要です。

選択肢2は在宅酸素療法(HOT)のバッテリーについての問題。

これは、平成23年の地震以降、計画停電が行われている地域が多かったため、出題されたものと思われます。

確かにバッテリーが内蔵されている酸素濃縮期はありますが、さすがに2日間は持ちません。

長いもので10時間程度が限界です。

そして、選択肢5。

胃ろうから経管栄養を受けている際に下痢になる原因は、温度、注入量、注入速度等があげられます。

この注入速度の場合は、注入速度を遅くする、という対処が一般的です。

速くする、と書かれたこの問題は間違いになります。