みなさん、こんにちは!
けあじんケアマネージャー試験対策講座の木村です。
本日の問題です。
援助困難事例への対処方法について,より適切なものはどれか。2つ選べ。
1 初回訪問時にクライエントが支援を拒否した場合は,クライエントの意思を尊重し,その後の支援は中止する。
2 サービスの利用を拒むクライエントにその理由を尋ねることは,クライエントの自尊心を傷つける危険性が高いので,行わないほうがよい。
3 家族間の葛藤には複雑な背景があることもあり,多少の助言では改善されないことも多いが,それでも家族関係の調整的な援助を行っていく必要がある。
4 クライエントに認知症やサービスについての理解や知識が不足している場合でも,その状態を認めることが大切であり,知識や情報の提供は行わない。
5 サービスに対するクライエントの理解を妨げないように,専門用語や外来語はなるべく使わないようにして情報の提供を行う。
毎年、問題49と言えば援助困難事例です。
ここも事例問題と同じで、あなたがケアマネになったらこんな事例にどう対処しますか?というのが問われています。
正しい、正しくない、というよりも適切なものはどれか、を選びます。
今回の問題はちょっとヒネった問題にしてありますね。
選択肢1。
確かに、クライエントの意思を尊重することは大事です。
だからと言って、1回拒否されただけで、後はもう知りません!さようなら〜、と言うわけには行きませんよね。
こういったクライエントにも根気よく働きかけていく必要があります。
選択肢2。
確かに、クライエントの自尊心を傷つける可能性はあるかもしれません。
だからと言って、援助を拒む理由もわからず、臭いものにフタをしたままというのは、良い対応ではないですね。
どうしたら、上手く質問できるようになるか、というのも重要なスキルです。
選択肢4。
確かに、クライエントの状態を認めることは大切です。
しかし、病気やサービスについての知識がなければ、どういったものなのかをキチンと説明するようにしましょう。
本人が知らないから、いいやではすまされません。
正解は3と5になります。
3と5についても考え方によっては、おかしいじゃないか!となるかも知れません。
でも、問題では適切なものを2つ、つまりよりよいものを2つ選べと言っています。
5つの選択肢を比較した場合、やはり、3と5を選ばざるをえないですね。
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