みなさん、こんにちは!

けあじんケアマネージャー試験対策講座の木村です。

今年は、基本テキスト改訂かな〜〜〜、と思っていました。

が、改訂はないようですね。


4月から動き始める法改正もあります。

どんな試験問題になるのか、しっかり考える必要ありですよ!

 

では、今日の問題です。

高齢者の医療について適切なものはどれか。3つ選べ。

1 認知症治療薬には,錠剤以外にも経皮吸収型製剤や内服ゼリー剤があり,経口内服が困難な高齢者でも使用が可能である。

2 がんの疼痛管理では,麻薬は習慣性があり,幻覚等の症状もきたすため,可能な限り痛みは我慢してもらう。

3 慢性閉塞性肺疾患(COPD)の場合には,インフルエンザワクチンは禁忌であり,接種できない。

4 非ステロイド性消炎鎮痛薬を内服している場合には,腎機能障害や上部消化管出血のおそれもあるので,乏尿やタール便などの出現の有無を確認する。

5 高齢者のめまいについては,起立性低血圧,不整脈などの全身性疾患や内服薬が原因となることもあるため,丁寧な問診が不可欠である。

 

 

 

 

薬についての問題ですね。

答えは1、4、5。

間違いを見ていきます。

まず、選択肢2。

この問題では、がんの痛みを我慢してもらう、と書かれています。

それでは、疼痛管理の意味がないですよね。

麻薬は鎮痛を目的とした場合に、そのコントロールが比較的容易であって、有用とされています。

 

続いて、選択肢3。

これは知っているか、知らないか。

COPDの患者は、感染症が重症化しやすくかつCOPDの増悪原因となることから、ワクチンの接種は重要とされています。

このワクチンには、インフルエンザと肺炎球菌のワクチンがあげられます。

中でも、インフルエンザワクチンは重篤な増悪を減少させると言われています。

また、インフルエンザと肺炎球菌のワクチンをを併用することにより、COPDの感染性増悪の頻度がより減少するとされています。

つまり、この問題では逆のことを言っています。

ワクチンの問題もよく問われるので、併せて覚えておきましょう。