みなさん、こんにちは!
けあじんケアマネージャー試験対策講座の木村です。
早速、今日の問題です。
集団援助技術(ソーシャルグループワーク)について,より適切なものはどれか。3つ選べ。
1 集団援助技術とは,ワーカーが集団におけるメンバーの相互関係のダイナミックな動きを意図的に活用するものである。
2 同じような問題を抱えている他のメンバーに接することで,各メンバーが自分の問題についての新しい見方を獲得する機会となる。
3 ワーカーは,グループ全体としての活動を展開するだけではなく,メンバーの個別なニーズにも働きかける。
4 グループ内で対立が起きた場合には,メンバーの主体的な活動を重視し,ワーカーは介入すべきではない。
5 プログラムの円滑な実施を図るため,ワーカーは常にグループ内でリーダーとしての役割を担う。
ソーシャルワークのひとつである集団援助技術。
ここは得点できるように勉強しておく分野です。
正解は1、2、3となります。
選択肢4。
言い換えると、グループ内でけんかが起きても、ワーカーは見て見ぬふりする、ということです。
ちょっと極端な言い方ですが、こういうことですよね。
当然、それはありません。
こういったときこそワーカーは介入し、グループ内の調整を図ります。
選択肢5。
集団援助技術の特徴の一つにメンバーの役割がダイナミックに変化していくことがあげられます。
時にはリーダーになったり、時には教えられる立場になったりしていきます。
ワーカーが常にリーダーであっては、こういった動きがとれませんよね。
集団援助技術におけるワーカーの役割は、こういった動きがスムーズにできるように支援していくことになります。