みなさん、こんにちは!

けあじんケアマネージャー試験対策講座の木村です。

 

早速、今日の問題です。

ソーシャルワークの視点から援助困難事例への対応方法について,より適切なものはどれか。2つ選べ。

1 認知症のある利用者から,訪問介護員に物を盗られたとの訴えがあったため,最初に警察に相談し助言を求めた。

2 認知症が疑われる利用者が,保健・医療・福祉の専門家チームが必要と考えるサービスを拒否したため,やむを得ず居宅介護支援の契約を打ち切った。

3 家族が認知症からくる行動障害のために介護負担を感じていたため,介護支援専門員の判断で,本人をグループホームに入所させた。

4 買い物や食事などの利用者の抱える切実な問題の解決に具体的に取り組むことも必要である。

5 攻撃的な利用者に対しては,ときには距離を置いて見守りながら,その自尊心,自立心を傷つけないようにすることも必要である。

 

 

 

 

例年問題49と言えば援助困難事例です。

これは、支援分野の事例問題と同じ感覚で解くことができます。

選択肢の中から、より適切でないものを消していき正解を出しましょう。

選択肢1。

もしかしたら、実際にこういう現場に立ち会ったことがある方もみえるのではないでしょうか。

このようなときは、いきなり警察に相談するのではなく、利用者、訪問介護員、もしいれば家族からしっかり話しを聴き事実確認するのが最初です。

選択肢2。

「そんなのやりたくな〜い!」という、利用者さんはよくいます(笑)。

だからと言って、「もうあなたのことは知りません!」と契約を打ち切るのは適切ではありませんね。

選択肢3。

どこで、どんなサービスを受けるか、というのは原則利用者本人が決めることです。

それを、介護支援専門員の判断でグループホームに入所させるのは適切ではありません。

残った4と5が正解となります。