みなさん、こんにちは!

けあじんケアマネージャー試験対策講座の木村です。

続々と、今年の試験情報が公開されていますね。

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先日、大阪も公開されていました。

ただ、実際に受験要項が配布されるのは6月以降になります。 焦りすぎて、そちらを忘れないように注意してくださいね(笑)。

では、本日の問題です。

認知症に関する次の記述について適切なものはどれか。3つ選べ。

1 認知症の中核症状には,記憶障害,判断力の障害,問題解決能力の障害,実行機能障害,失行・失認・失語などがある。

2 認知症の周辺症状は,精神症状や行動異常のことで,BPSD(認知症の行動・心理症状)ともいう。

3 アルツハイマー病は,臨床症状とCTスキャン,MRI(核磁気共鳴画像)などの方法で,脳梗塞,脳出血の存在を認めることにより診断される。

4 入院,転居など生活環境を移すことの負荷(リロケーション・ダメージ)は,認知症に悪影響を及ぼすことがある。

5 血管性認知症の特徴として,易怒性や収集癖,窃盗などの人格障害や反社会的行動が知られている。

 

 

認知症の症状、特徴について問われています。

答えは、1、2、4。

まず、認知症の中核症状には選択肢1にあがっているようなものがあります。

では、周辺症状(BPSD)にはどんなものがあるでしょうか?

基本テキストにしっかりと書かれています。

必ず、確認しておいてくださいね。

そして、選択肢3。

アルツハイマー病は、臨床症状とCTスキャン、MRIなどによる、脳萎縮の存在から診断されます。

ここでは、脳梗塞、脳出血の存在から診断、となっているので間違い。

脳梗塞、脳出血の存在から診断されるのは、血管性認知症ですね。

その血管性認知症の問題が選択肢5。

血管性認知症の特徴が問われています。

血管性認知症の特徴としてあげられるのは、感情が変わりやすく(易変性)、泣いたり、怒ったりする情動失禁がみられます。

また、被害妄想や過食、異食、不眠、抑うつなどもみられます。

ここに書かれていることとはちょっと違いますね。

では、この選択肢5に書かれているのは何でしょう?

そう、これはピック病の特徴になります。

様々な認知症の比較、よく問われます。

まずは、基本テキストを押さえるところからスタートです!